薬剤師になるために

薬剤師になるには、国家試験に合格し薬剤師免許を取得しなければなりません。国家試験受験資格を得るためには、薬剤師法で定められた薬学教育に必要な課程を設置している大学へ進学し、6年間の課程(平成18年4月より。それ以前は4年課程)を修了することが絶対条件です。平成21年度時点で、上記の課程を設置している大学は全国で74校ありますが、短期大学や夜間大学はありません。

国家試験の合格率は毎年70%半ばから80%半ばのあいだを推移しており、専門教育を施してきた割には決して高い数字とはいえないのが実情です。この難関を突破し薬剤師免許を取得したもののうち、実際に免許を活かした仕事に就くのは6割程度とさらに低く、そのうちの多くは薬局勤務を選択し、その次に病院や診療所での勤務が続きます。製薬会社への就職も一部選択肢として残されています。それでは免許を取得しても就業しないものは何をするかというと、大学院に進学して研究者の道を歩むようです。

就職率が低いようにも感じられますが、最近では薬局のほかにも全国チェーンのドラッグストアでも調剤薬局を設置する動きがみられ、就職口の間口は広がっているといってもよいでしょう。